洗濯槽の内部はよごれていないように見えますが、槽の外側にカビが発生していることが多く、洗った後の洗濯ものがカビ臭い、タオルなどにカビ(ワカメ状のもの)が付着している、などの場合には洗濯槽の外側にカビが発生している可能性があります。

タテ型洗濯機の場合

縦型洗濯機過炭酸ナトリウムを使った掃除方法

➀過炭酸ナトリウム400gを2L程度の水でとかす。

②洗濯槽に60℃程度のお湯を注入する。(最大水量にする)

③溶かした過炭酸ナトリウムを洗濯槽に入れる。

④通常の〝洗い〟のみを選択し、洗濯機を回す。(※排水しない)

⑤一晩(7~8時間)放置する。

(※ごみとりネットにカビがたまってる場合は取り除く)

(※水面に大量にカビが浮いている場合はすくい取る。すくい取る際には風呂用のごみとりネットなどが便利です)

⑥ごみとりネットをとりつけ、〝洗い・すすぎ・脱水〟を選択し、洗濯機を回す。

※⑥を繰り返して、ごみとりネットにカビがたまらなくなったら掃除完了です。

 

漂白剤を使った掃除方法

➀酸素系漂白剤600g~750gを2L程度のお湯で溶かす。(塩素系の液体の場合はそのままでOK)

②これ以降は上記の<過炭酸ナトリウムを使った掃除方法>と同様にして行います。





ドラム式洗濯機の場合

ドラム式洗濯機ドラム式洗濯機には乾燥機能がついているため、カビの発生はタテ型よりも少ないと考えられます。
洗濯したのにカビくさい、という場合は排気口や乾燥フィルターなどにホコリが詰まっていることにより、空気の流れが悪くなって乾燥がうまくできていない可能性があり、それにより湿気が残って洗濯槽にカビが発生していると考えられます。
洗濯槽にカビが発生している場合は、酸素系漂白剤をキャップ2杯程度入れ、60℃程度のお湯で洗濯(15分以上)、乾燥することでカビを除去することができます。

 

洗濯機の洗浄の頻度は?

洗濯槽のカビの発生を徹底して防ぐためには月に一度程度の洗浄が適当だと考えられていますが、頻繁に洗浄できない場合は梅雨~夏までの温度・湿度が高く、カビが発生しやすい時期のみに行うだけでも効果があります。

 

洗濯機のカビを防ぐには?

洗濯機のカビの発生を防ぐためには洗濯槽に長時間湿気がたまらないようにすることがポイントです。
具体的には〝洗い終えた洗濯ものはすぐに取り出すようにする・洗濯機の使用後はふたを開けた状態にしておく〟といったことでカビの発生を抑えることができます。
そのほか、カビの原因となるのが洗剤の溶け残り。溶け残りの洗剤カスはカビのエサとなるため、顆粒状の洗剤を使う場合はお湯を使うことによって溶け残りをなくし、カビの発生を防ぐことができます。