塩素系漂白剤がつかえるもの

同じ漂白剤でも、酸素系の漂白剤は衣類やものなどを脱色する効果はありませんが、塩素系漂白剤は色のついた物を脱色するという特徴があります。塩素系漂白剤が使用できるのは、水洗いすることのできる白物の衣類やプラスチック、ゴムパッキング、食器類などです。

 

塩素系漂白剤が使えないもの

水洗いできないものや、色物・柄物の衣類、シルクやウール、ナイロンやポリウレタンなどの化学繊維、金属製のファスナーやボタンなどには使用できません。衣類の漂白には通常、酸素系漂白剤を使用します。風呂掃除などで塩素系漂白剤を使用する際は、スプレーなどの飛沫が衣類につくことによって繊維の色が完全に抜けるため、(特に色の濃い服やジーンズなどは注意!)あらかじめ脱色してもよい服などで掃除を行うようにするほうがよいでしょう。

 

使用時の注意

換気しよう塩素系漂白剤をしようする際は換気を十分に行うことが大切です。窓のない浴室などで使用する際は換気扇をつける、浴室のドアを開けて作業するなどして空気が密閉された状態にならないようにします。また、漂白剤の水分が蒸発しても塩素の成分は残るため、使用したあとは必ず水で洗い流すことが必要です。カビを取り除くために一定時間放置することは効果的ですが、長時間放置してしまうと素材を劣化させる原因となるので、適切な時間を置いて洗い流すようにします。






 

手についた場合の対処

ゴム手袋塩素系漂白剤を使用する際は目や口に入ったり、皮膚についたりすることがないよう、メガネやゴム手袋、マスクなどを着用することが望ましいですが、手についてしまった時はすぐに水で洗い流せば問題ありません。万が一目に入ってしまった時は水で洗い流した後、医師の診断を受けることが必要です。

次亜塩素酸水など安全な除菌効果のある機能水を利用する方法もよいですね。
ちなみに、インフルエンザなどのウイルスに感染している時に、カビなどのバイキンが感染するともっと大変です!!
インフルエンザb型感染経路を把握して、正しく除菌しましょう!

 

混ぜると危険

塩素系の漂白剤は酸性の液体と混ざると有毒なガス(塩素ガス)が発生するため、使用する際は他の液剤と混ざらないようにする必要があります。塩素ガスは強い刺激臭とともに目や喉に痛みがでるのが特徴で、そのような刺激臭や痛みを感じた時は、漂白剤の使用を中止し、刺激臭が消えるまで近づかないようにし、匂いが消えてから十分に水で洗い流します。

 

捨て方など

家庭用に販売されている塩素系漂白剤は工業用のものなどに比べると濃度が薄く、そのまま排水として流しても問題ありませんが、浴槽や台所のプラスチックやゴムなどは長時間塩素にさらされると素材が劣化することがあるので、流す際はトイレに流すなど、十分な量の水といっしょに処理するほうが無難です。