部屋を閉め切ったり、湿気がたまった状態にしていると、畳にカビの胞子が付着して約48時間でカビが発生するといわれています。

畳のカビを防ぐ方法

畳畳に発生するカビは、湿気を好むため、なるべく畳を乾いた状態に保つことでカビの発生を防ぐことができます。
晴れている日に畳をあげて干すことがベストですが、それが難しい場合は畳の片方を浮かせ、畳と床の間に空間を作っておくだけでも湿気をとばすことができ、効果があります。

たたみを上げることも難しい場合は晴れている日に窓を開け、扇風機の風などをあてることで畳の表面にカビの胞子の発生率を低くし、胞子が付着するのを防ぐ効果があります。
また、日常的にエタノールスプレーなどを使って除菌することでもカビの発生を防ぐ効果があります。(エタノールスプレーには水分も含まれているため、スプレーを畳に使用した後は水分を完全に乾燥させることが大切です)その他、特に新品の畳はカビやすいので、希釈した次亜塩素酸水を噴霧器などでお部屋に設置するのもよいでしょう。

次亜塩素酸水
次亜塩素酸水 ジアニスト500ppm

畳のカビの掃除方法

畳のカビの掃除のポイントは、畳の目にカビが詰まらないようにすることです。
雑巾などでカビをふき取ろうとすると、畳の目にカビの胞子が残ってしまい、カビが再発生する原因になるため、畳のカビを取り除く際は、歯ブラシやたわしなど、たたみの目に沿ってかき出せるものが効果的です。

軽いカビの場合

➀乾いた畳の目にそってカビの生えている部分をたわし(または歯ブラシ)で軽くこする。

②畳の目にそって掃除機をかける。

③エタノールスプレー(70%~80%)をカビの生えていた部分にふきかける。

④乾いた布で畳の目にそってエタノールをふき取る。

⑤完全に乾燥させる。

ひどいカビの場合

➀70~80%のエタノールを100ml程度ボウルなどに準備する。

②エタノールにひたした歯ブラシでカビをかき出すようにして取り除く。(畳の目に沿って行います)

③ボウルに準備したエタノールで歯ブラシをすすぎながら、カビがなくなるまで行う。

※カビがひどくエタノールが濁ってしまう場合はエタノールを何度か取り替えます。

④乾いた布で畳の目に沿ってエタノールをふき取る。

⑤完全に乾燥させる。

除去後の注意

扇風機カビを取り除いた後も、部屋に湿気があるとカビが再度発生することがあるため、カビの掃除の後は除湿器やクーラーで部屋の湿気を取り除き、畳を完全に乾かすのが効果的です。(除湿器・クーラーがない場合は扇風機でも◎)
また、乾燥をする際に定期的に換気をする(または空気清浄機と併用する)と部屋に飛んでいる胞子自体を減らすことができるため、カビの発生を出来る限り抑えることが出来ると考えられます。